現在もなお状況が進行中の福島原発の問題に絡み、原発反対のシュプレヒコールが吹き荒れている。そりゃそうだ。情報が出てくるたびに管理のずさんさとかが露呈される次第(現在進行形だったりする)。政府機関やその周辺も含めた初動対応やその後の対策の妙な動きも合わせ、事象がある程度安定した時点で徹底的に精査し、しかるべき手を打たねばならないのは当然の話として(Хлеб за хлеб,кровь за кровьという言葉もあるし)。
反対を叫んでいる方達の声に耳を傾けると、大抵が反対だけ。あるいは先日【風力発電の現実】でも触れたけど、数年で解決できるような代案じゃなく、「それまでどうするの?」的なものばかり。上のグラフを見れば分かるように、代案としては石炭や天然ガスが一番現実的。環境負荷を考えたら天然ガスの方がいいよね。しかも今日創って明日完成っていうプラモデルじゃないんだから、仮に代替させるとしても漸次の必要がある。世の中オール・オア・ナッシングじゃないのよ。
それと。天然ガスに注力するなら、まず目に留まるのが東シナ海のガス田。日本の資源をお隣の国に横取りされちゃってる形になってるけど、原発のこれ以上の増設が難しくなった以上、国のエネルギー施策としては最重要対象となったよね。原発反対派の人たちには、そのエネルギーをまずこのガス田問題の解決......というか本来あるべき「日本の所有物としての状態」に戻すよう、努力を払ってほしいな。対案も無く「何でも反対」じゃ、単なるエセ宗教と変わらないよ。
できるよね、それくらい? むしろその方が多くの支持を得られると思うよ??
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