【エアコンやテレビのスイッチをこまめに切のは節電にならない】
「無駄な電気は使わないようにと、部屋が暖まったらスイッチを消し、冷えてきたらまたつけるのは節約にはなっていないんです」
実は、エアコンの最新機種全般には部屋が暖まったときに省エネ運転する機能がついているため、こまめにスイッチを切ることが逆効果になってしまうケースが。
「エアコンは立ち上がり時の約10分間が最も消費電力が大きく、設定温度に達すると消費電力は小さくなります。6畳用の最新機種で消費電力を比べると、立ち上がり時と安定時とでは消費電力に4倍の差があります」(東京電力くらしのラボG・山口絵美さん)
つまり、こまめにスイッチを消したりつけたりしすぎると、立ち上がり時の消費電力量がかえってかさむことになってしまうので要注意。また、知っておかなければならないのは、薄型(デジタル放送対応)テレビの新常識。
【ヤフー、節電・停電への対処方法の専用ページを創設】あたりでもちらりと触れているけど、「節電」がそのままイコール「すべての家電で小まめな電源のオンオフ」とは限らない場合がある。冷暖房系のアイテムは特にその傾向が強い。自動車のエンジンでも、寒い場所ではかけっぱなしにしておいた方がかえってガソリンを食わないってのは、誰でも一度や二度は聞いたことがあるはず。無論、長時間ずっと付けっぱなしが前提だったりすると話は別だけどね(例えば部屋には10分しか居なくてあとの50分は離席してるとか......)。
一番良いのは、電力の需要ピーク時にエアコンそのものを使わないことなんだけど、健康の上で、とかご高齢の方はそれも難しいからなあ。むむむ。せめて当方だけでもエアコンは使わないようにしようかな(実は元から(笑))。
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