[ランドセル大量に余る=全国から続々、行き場失う-「送る前に連絡を」・東北自治体]
東日本大震災の被災地で、全国から贈られたランドセルが大量に余っている。食料や衣服と違い、通常1個を使い続けるランドセルは必要な数に限りがあり、自治体の担当者は「気持ちはありがたいが、善意を無駄にしたくないので、送る前に確認の連絡をしてほしい」と呼び掛けている。
岩手県釜石市には、全国のNGOや小学校を卒業したばかりの個人から、2500個以上が届いた。津波でランドセルを失った児童ら約500人に配り終えたが、受け取りをやめた4月以降も車や宅配便での寄贈が後を絶たず、約2000個が行き場を失っている。
県教育庁スポーツ健康課長補佐の千葉章さん(50)は「せっかく贈ってくれたのに非常に心苦しい」と繰り返し、「1個でも2個でも渡したい。不足している学校などがあれば連絡をほしい」と話している。
【「子供達にランドセル背負わせたいのが伊達直人、子供達に借金背負わせたいのが菅直人」】で紹介した、「今から考えれば伊達直人じゃない方は借金どころか不幸そのものだよなぁ」という感じの、伊達直人を名乗る匿名人物からのランドセル寄贈ムーブメント。東日本大地震でさらに加速したのはいいんだけど、勢いが付き過ぎて受け取った方も困ったという状態。【タイから無償貸与されたガスタービン発電装置、相次ぎ設置される】の話もあるし、もし本当に余るのなら、タイにお礼の一環として提供するのもありかなぁ、と思ったり。
まぁ、それはともかく、これから伊達直人になろうとしている人は、くれぐれもご注意を。
コメントする