Q 同じ対象物を他の機種で測ると、かなり違う値が出るのですが、どういうことなのでしょうか?
A 一般的に、ガイガーカウンターは、機種ごとに測定値が違ってきます。その値は、中に使われているガイガー管の性能および特性にもよりますし、それぞれ機種の構成の具合にもよります。
ですから、他の機種で測った測定値は、別の機種にはまったく適応されません(参考となりません)。測定の仕方としては、同じ機種で、平常時(バックグラウンド)測定からどれほど高いかを相対的にみるのが、適当となります。
要は、靴や服のサイズと同じ......というかもっと大雑把ってこと。靴のサイズにしても25センチとはいえ、メーカーによって微妙に大きさが違うよね。だから一機種で色々測ってその差異をチェックするのはいいけれど、数字の絶対値として色々他のと比べるのは、意味があまりないよという話。だって物差しが違うんだもの、「この物差しで3センチだけど、こっちだと2.5センチ。その数字だけを比較して騒ぐのは変だよ、意味が無いよ」というところ。
【「やりましょう、SBショップで放射線定点観測」→「携帯電話の電波でガイガーカウンターは誤動作します」】にもあるけど、どこかの有名社長さんが手持ちのガイガーカウンターの数字で大騒ぎしている件で、そのカウンター自身がかなり性能が雑なのに加え、相対チェック用として考えるべきものを絶対値として騒いでいるので、専門家や有識者達が頭を抱えているみたいだね(関西には元々花崗岩が多く、その含有ウランのせいで関西は以前から自然放射線量がやや高い。それなのに「社長さん」が「関西圏にまで原発の影響が」と大騒ぎしている話とかもあるね)。
なお今ページはアスクルの販売代理店の一つ)
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