綺麗なテーブルの上に折ったつまようじを放射線状に並べて、その中央に水滴をぽたり。すると水がつまようじ間にうまく浸透していってつまようじを動かし、星の形に変えてしまう。つまようじを真ん中から折って配するのがポイント。
......と、動画のタイムスタンプを見て、恐らく昔に解析した人がいるだろうな、ということで調べたら【趣味:科学】というところで見つけたよん。いわく
この折れてる所に水を一滴垂らすと、直後からつまようじがまっすぐになろうとし始めます。そして水滴とつまようじの様子を注視すると、つまようじが吸水してるような様子が観察されると思います。
この動画で起きている事は、「つまようじが水を吸うことで、薄皮一枚で繋がってる部分が弾性を得た為に起きたのだろう」という結論が導き出されました。
つまり、水がつまようじを動かしている様に見えるけど、実際は水を吸ったつまようじが出来る限りまっすぐな状態になろうとして動いてるという事なんですね。
ところで、なぜ水を吸うと弾性を得るのでしょうか。つまようじの様に殆ど乾燥している物は、繊維質あるいは細胞から水が殆ど抜けているので、おせんべいの様に簡単に折れてしまいます。ここに水を加えると、繊維質あるいは細胞がぐんぐん水を吸収していき、こんにゃくの様なぷるぷるとした本来の状態にもどるからと思います。
元記事ではちゃんと比較対象実験を行い、このような結論を見出している。思わず朝から「おおおっ」とうなっちゃいましたよ。動画を見て単純に「すごいな」で驚いておしまいじゃなくて、色々と検証や実験をして、論理だててその事象の事由・仕組みを見出す。やっぱりすごい人はいるもんだなあ、と感心することしきり。
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