交通標識とスマートフォンを使ったステキなプロモーション

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新しいFiatの性能を色々な面で確かめてほしい、見てほしい。でも通常のパンフレットじゃ目を通してくれないよな~ということで、展開されたスマートフォンアプリ「Fiat Street Evo」のお話。

このアプリを立ち上げ、街中の交通標識をデジカメでぱちりと撮影し認識させると、QRコードを読み込むのと同じ感覚で交通標識を読み込み、その交通標識にあったFiatの性能をアプリ上で展開・表示させていく。例えば「止まれ」の標識なら「スタート&ストップシステム」、駐車場の標識なら「駐車場センサー」。

ただこれだと「ちょっとイカしたカタログ」に過ぎない。そこで「Fiat Street Evo」ではゲーム性を付加。交通標識をチェックすることでゲットできる、色々とステキングな賞品を用意。最初に見つけた人に提供する仕組みを用意した。利用者は自分が最初か否かを判断することが出来ないので、とにかく夢中になって色々な標識をチェックしまくり、Fiatの性能を確認して、自分が「最初の発見者」として賞品をゲットできるか否かを確認するわけだ。

これって直前に紹介した【スマートフォンで植物博士に・葉っぱの写真を取り込んで植物名が分かるアプリ「LeafSnap」】と考え方は同じ。スマートフォンの画像認証機能を上手に使っていること、対象が「同じようなもの」がいくつかに分類されていること(交通標識は同じ意味のものなら、どこにあるのも同じ絵だよね)、さらに標識は平面のために認識しやすいことなど、指摘されてみれば「確かに使いやすい素材だ」と納得してしまう。

「今後色々なパターンが出てきそうだね」と書いたのも、実はこれを知っていたからだったりする。


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このページは、不破雷蔵が2011年5月10日 13:13に書いた記事です。

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