【フィギュアスケート世界選手権 を放送したフジテレビの酷さ】
自国開催を楽しみにしていた日本国民がテレビで中継を楽しめるようにと、日本時間のゴールデンタイムに合わせて開会。開会式では日本を、被災地を応援する演出。そしてフィナーレでは、日本選手を中心に、日の丸を描いて各国の選手が輪になって、日本を励ますパフォーマンス。
選手たちも、随所に日本へのメッセージを伝えてくれた。アモディオ選手は、減点対象となるボーカル入りの曲をあえて使用。「これは日本の人たちへのささやかな歌のプレゼントだ」と。
たくさんの選手たちが、応援席の観客が、日本への応援をくれた。エキシビションに祈りを込めた選手たちもいた。
そして、グランドフィナーレ。ロシアのフィギュアスケート連盟から、日本への詩のメッセージが送られた。全文をネットで見ることができる。
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『日本にささげる詩』
地球がいたみでうめき声を発した
自然の強さに全世界がショックをうけ
あらゆるものを水は深海に流した
しかし 何があっても太陽は東から昇る
地震と津波は光には勝てない
我々の神様が
地球の皆の命を保ってくれることを祈る
桜が咲く公園はたくさんあることを
白樺が咲く公園はたくさんあることを
鳥が春の歌を歌えることを
旗が勝利の祝いで挙げられることを祈る
子供たちが大人たちへと願う
友の皆さん 手をつないで
われわれがこの地球において
ひとつの家族になっていることを忘れないでほしい
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ところが。ロシアからの、こんな温かなメッセージは、しかしほとんどの日本国民には届いていない。
独占中継したフジテレビは、このメッセージを放送しなかった。
時間切れじゃない。そもそも、ロシアがせっかくゴールデンタイムに合わせて開催してくれているのに。フジテレビの放送は、19時から始まって、最初の1時間以上はひたすら前日の振り返りVTRとキムヨナの特集。リアルタイムではなく遅らせて放送した上に、何故か演技順序を入れ換えて放送。日本選手のエキシビションがようやく放送されたのは、TBSでJINが始まった頃。
さらに延長放送になったため、金メダルの安藤美姫選手の涙のレクイエムを録画できなかった人がたくさんいる。そして、フィナーレでの各国選手からの応援も、ロシアからのメッセージも放送されなかった。さらには、安藤美姫選手はロシア語でお礼を述べ、そのあと日本の現状を英語で伝えたそうですが...
当然そんなこともフジでは放送されませんでした。
これは時間切れなんかじゃない。インタビューやCGや、ましてやスタジオの感想など放送する余裕があるのだから。意図的に流さなかったとしか思えない。
「思う」は個人の判断だけど、物理的に色々と材料が挙がっていて、第三者が容易に検証できる状況である以上、「違う」とかいう言い逃れは出来ないだろうね。演技放送の順番入れ替えは、同時放送されていた「仁」にぶつけるためという話もあるけど、それはそれでヒドい話ではある、と。そしてそれ以外の点は、何らかの悪意が働いていたと指摘されても否定するのは難しいよね。
まぁ今回は【フジ29.86%、日本テレビ22.45%】が活きてくるなあ、と。色々と考察する際に。あらあらうふふ。
29.86%の中身を知りたいものですネ。
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