大阪に日本最大メガソーラーあり。関電堺、現在6.3MW,最終10MW。原発1基で100万キロW=1000MWなので、10MWメガソーラー(建設コストは50億円)が100基必要。しかし10兆円の賠償額で2000基建設可能。どうなんですか?
先日「新エネルギーの類は将来性が高いものも多いけど現行では面積比でのエネルギー効率が悪いなどの問題が多すぎる。今日明日で代替できるようなものではない」という話を、環境省の資料を誤読してそのまま伝えた【「風力で原発40基分可能」朝日新聞の報道に東大名誉教授苦笑】と前後して話していたところ、こんな話が寝ている間に投げかけられていた。
どうなんですか、といわれても。その試算が事実だとしても色々な問題があるんだけど(接地面積どうやって確保すんのよ、気候による発電変移考えてないでしょ? インフラで出力不安定ってのは致命的よ? 発電関連の専門家の討議ではそれがいつも課題になってるのよ??)、それはそれとしてどうも妙だなということでちょいとばかり調査。
で、該当するメガソーラーってのは【関西電力の堺太陽光発電所】だということが判明。で、資料を見たんだけど、今年の10月に完成予定の全竣工時で、
面積......20ヘクタール
発電出力......10MW(1.0万kW)
発電電力量......1100万kWh/年
パネル......7万枚
......えーと。計算が合いません(汗)。例えば中部電力の浜岡原発は例の4号機が113.7万kW、5号機は138万kW。合わせて251.7万kW。この停止分を補うだけで、堺太陽光発電所と同じ規模の太陽光発電所が252個必要になりますね。しかも出力が不安定なので、単純な置き換えは不可能(夜とか曇りや雨の日、どうするの? ということ。1800万枚のパネルの管理とかさ)。
必要面積は5040ヘクタール。50.4平方キロメートル。7キロメートル四方をぎっしりと太陽光パネルで敷き詰める必要があるね。まぁ、発電効率が高まればもう少し小さくできるけど。
原発1基あたりの電力出力性能を勘違いしたのだろうけど。結局現状ではこのくらいでしかないなあ、ということで。
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