先日紹介した【日本コカ・コーラ、夏季の自販機を輪番冷却停止でピーク時33%節電へ】の話。あとで【全国清涼飲料工業会、夏の飲料自販機節電ガイドライン提示・「東電エリアの自販機数は87万台」などのデータも】の話が出たのと合わせて考えると、ほぼ同時に出したか、あらかじめ色々と策定していたっぽいけど、ともあれ動きが巧み。今回見つけたこのコカ・コーラの自販機の貼り紙も、見て「やられた」と正直思った。
対象となる自販機共通のペーパーをカラーで作成し、ビジュアルを統一。電灯が消えるので故障などで販売停止では無く「販売中」であることを表しつつ、同時に節電中もアピールして、伝えたいことはきっちりと伝えると共に、ポジティブな印象を与えている。色づかいも「販売中」は冷えた印象を覚えさせる水色~青系統、「節電中」は環境対策向けのイメージ色である緑系統を用いている。
他社の自販機の公知が店単位のものだったり、メーカー共通にしても文字だけってのがほとんどなのと比べると、これはホント、上手いよなあ。ピンチをチャンスに変えるってのは、こういうことなのかもな。
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