マリアナ沖海戦と太平洋戦争中のマスコミの話

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「(話した時点で自認できる)嘘をついても問題は無い場合もある。それを判断するのは自分自身」という、事実上「自分らが語ることは信用できませんよ」宣言を閣議決定、それを縦横無尽に使い、さらには原発関連の会議で議事録を意図的に残さないという歴史的・世界的犯罪行為を続けている現行政権政党。その辺の話をしていた際に、「敗戦濃厚でも勝ち続けてると言っていた戦中みたい」という意見をいただいて、そのときふと思い出したことがあったので覚書。昔メルマガあたりに書いた記憶もあるのだけど......。

実はその太平洋戦争中でもマスコミ様の報道のおかげで、大部分の期間は国民のほとんどは「日本が大勝を続けている」という話を堅く信じ続けていた。例のターニングポイントともいえるミッドウェーやガダルカナル島での戦いの後でも、ね。ところが「絶対国防圏」とされていたマリアナ諸島での戦いに敗れ、同諸島を失ってようやく、「なんかおかしいぞ?実は負けてるっぽい??」という雰囲気が浸透し始めてきた。

あとは生活は困窮するわ動員はキツくなるわ本土も空襲を受けるわで、多くの人は戦況関連の報道への信頼をしなくなったという次第。「大勝利」と言われても、「やっぱり本当は......」と周囲環境がそれを否定するわけだ。

戦後史を見るとよく「報道は軍部に強要されて云々」とあるし当方もそう習ったけど、一概にはそうはいえず、むしろ煽った部分も多い、というのは先日どこかの番組でやってた気もするな。ともあれ、自分を被害者の立ち位置に隠して、罪を逃れようとする手法、彼らは一度成功しているから、気をつけないといけないよネ。

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このページは、不破雷蔵が2011年5月13日 12:33に書いた記事です。

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