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今の日本ではあまり上げられなくなったけど、正月などで凧(たこ)を上げると、電線に引っ掛かってエラいことになるから注意してネという警告がよく発せられていた。要は電線には高圧電流が流れているので、凧を飛ばして電線にひっけかてしまうと、その電気で感電してしまい、非常に危険な事態が起きるというわけだ。
ブラジルでも状況はあまり変わらないようで、電線にたこをひっかけると危ないヨということを啓蒙するためのプロモーション。凧の形をしたさまざまなプレート、しかも危険を意味することがひと目で分かる色々なデザインを施したものを電線に電力会社の人が「自ら」備え付ける。そして電柱には「電線に引っ掛かったタコは危険だよ。高電圧は命を落としかねないよ。子供を電線のそばで凧上げさせないでね」とのメッセージ。
意外と目立つ電線部分にわざと気になるもの、目に留まるものを配して、そこに「このようにひっかけると危ないヨ」と啓蒙しているわけだけど......確かに注目は集めるし、保護者はこれを見て子供を安全な場所に連れて行って凧上げさせるだろうけどさ。子供だけでこれを見た場合、かえってリスクが高くなる気がするんだな。どうだろう(汗)。
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