連休明けからすっかり夏めいてきたが、今年の夏を思うとどうも気が重い。大震災で強烈な影響を受けた日本経済に、電力不足という大きな壁が迫る。15%の節電は容易ではないが、消費者の節電意識を刺激する絶好の機会となる
家庭で冷蔵庫など電源が24時間入ったままの電力使用量を「ボトム電力」と呼ぶらしい。専門家によると、家庭の使用電力のほぼ半分がボトム電力、ここでの節約が季節を問わず電力消費を減らす決め手になる
冷蔵庫内への食料の収納や使い方を工夫することで電力消費を減らせるほか、最新の省エネ型の製品への買い替えで大きな効果が生まれる。これに、エアコンの使用を抑制したり、こまめに照明を消すことなどで節電効果が上がるという
引用分の後半部分ではLED電球やゴーヤカーテンについても触れられていて、色々興味深い。初期投資はかかるし、良いものを選ばないと「安物買いの銭失い」になりかねないのがLED電球だけど(【「オークションで取引されているような低価格のLED照明や、仕様書やテストシートなど技術的な資料がない製品は購入しないほうが無難です」】とかが参考になる)、この「ボトム電力」ってのも実は重要。
要は24時間稼働しっぱなし、あるいは電源を入れっぱなしで待機電力を食っている電気製品の電力のことなんだけど、先日【ワットモニター 購入・試用】で紹介した「ワットモニター」でチェックしたら、プリンタの待機電力が4Wもあった。ほとんど使わないけど、24時間4Wの消費。これ、24×4=96W/日だから、40Wの電球を2時間強点けっぱなしにしたのと同じくらいの電力消費になるんだよね。
ベースとなる消費電力の小さいものに買い替えるとか、待機電力について見直すとか、小さなことからこつこつとって感じ。「ボトム電力」という考え方、頭の中に入れておいて損はないと思うよ。
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