【更新】「わら」から自動車燃料用バイオエタノール精製、三菱重工が技術確立・コストも世界的に高レベル

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[わらから自動車燃料精製 三菱重工業が技術確立]
【稲わらなどから国産バイオ燃料を低コストで製造できる技術を確立 ソフトセルロース利活用プロジェクト】



三菱重工業は、神戸造船所二見工場(明石市)で、稲や麦のわらから自動車燃料のバイオエタノールを精製する技術を確立した。兵庫県や県内企業、団体と連携して専用設備を整備し、約3年かけて環境負荷低減と歩留まり向上、低コストを実現した。「大規模生産を視野に、できるだけ早く実用化したい」と意気込む。

同県稲美町産の稲や麦わらを三菱重工の設備で分解し、酵素を加えて糖化。白鶴の醸造技術を生かし、酵母を足してエタノールに転換させた。さらに関西化学の蒸留技術で、自動車用燃料の規格を満たす精製技術を確立した。

エタノールの燃費は、ガソリンの8割程度といい、二見工場の施設では稲わら1キロから約0・2リットルのエタノール精製を可能にしたほか、専用プラントを建てた場合、精製コストは1リットル90円程度に抑えられる見込み。三菱重工によると、歩留まり、コストとも世界的に高レベルという。


新聞報道は5月25日付。その前後で重工のリリースを探したけど該当するものは無し。もう少しさかのぼって確認したところ、二つ目のリンクにあるように、4月21日の時点で公開されていたのね。ランニングコストがリッター90円を切れる見通しが立ったってのは、何気に凄い話だと思う。食物そのものじゃなく、食物を収穫したあとの廃棄物(まぁ、肥料としても使えるんだけど)を使うってのもポイントだね。

ちょっと注目しておこうということで、覚え書き。

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このページは、不破雷蔵が2011年5月26日 07:36に書いた記事です。

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