【YouTube が 6 周年を迎えました。1 分あたりのアップロードは 48 時間分に、1 日あたりの視聴は 30 億回に。】
2005 年 5 月、YouTube の創業者たちは、誰でも世界に向けて映像を発信できるプラットフォームを作ろうと YouTube.com を開設しました。それから 6 年、YouTube は世界中で利用されるプラットフォームに育ちました。この節目に、6 周年の誕生日プレゼントとも言えるような素晴らしい贈り物をユーザーの皆さんからいただきましたのでご紹介します。
一つ目のプレゼントは、まさに皆さんがアップロードしてくださった動画の数々です。昨年 11 月、YouTube には毎分 35 時間分の動画がアップロードされていることを発表し、次には毎分 48 時間というペースを目指すとお話しました。動画がアップロードされる頻度は、去年 1 年間で 2 倍になり、この半年間でも更に 37 %も増えています。ユーザーの皆さんがアップロードする動画数だけでなく、その多様さ -- たとえば、赤ちゃんの最初の一歩から、シリアでの市民活動、イェール大学卒業式のスピーチ、ウクレレを演奏する日本の少年まで--、その内容の素晴らしさ、その活力に驚かされ、インスピレーションを受けてきました。それに答える形で YouTube でも、日頃から動画をアップロードする速度の向上、アップロードできる動画の長さ、そしてパートナー向けに公開したライブストリーミング機能等、常に進化を続けてまいりました。
もう一つのプレゼントは、視聴回数です。先週末、1 日あたりの YouTube の視聴回数が 30 億回を初めて超えました。これは昨年から 50% 以上も視聴回数が増えた計算です。世界の人口の約半分が 1 日 1回、日本の人口で言うと、日本人全員が 25 本の動画を YouTube で視聴することに匹敵する回数です。
人間の一生の中で最初の 6 年間は非常に大切な期間といわれますが、企業についても同じことが言えるのではないでしょうか。この 6 年間、YouTube はオンライン動画の技術を進化させながら、ユーザーの皆さんにとって最良のサイト上での体験は何かと自問自答しながら成長を続けてきました。今後も、動画のアップロード頻度が毎分 72 時間になり、視聴回数が 40 億回になるような、更なる成長を期待していますが、それが成し遂げられるかはユーザーの皆さんにとって、いかに使いやすいプラットフォームと、良いコンテンツを提供できるかにかかっていると、考えています。
今後も、より多くの方に楽しんでいただけるように、音楽フェスティバルや英国王室の結婚式のライブストリーミング、震災後の被災地における安否情報等、よりバラエティに富み、より多くの皆さんに感動を届けられ、役に立つ動画を提供し続けたいと考えています。今日の YouTube があるのは、その名前が示す通り、「You」、皆さんのおかげです。
今後とも YouTube をよろしくお願いします。
電子メールと同じで、アップロードされた動画の少なからずはどうでもよいようなもの、観るに値しないものをはじめとしたジャンクレベルのものだったりするわけだけど。作成とアップロードに手間がかかることから、電子メールよりはジャンク率は低い気がする。そして何より「原則」公開で、不特定多数の人が閲覧できるってのは素晴らしい話。
そして大量のデータが寄せられるようになると、視聴側としては「いかに自分が探していたもの」を探せるか、「視るに値すると気付かせてくれるもの」を「適切な量で」提示してもらえるかが重要になる。その点でいえば今の「お勧め」「関連」動画はなかなかツボをついた提示をしてくれるし、検索結果もそれなりに良いものを出してくれる。Googleの傘下に収まったってのは正解だとつくづく感じるわけだ。
今後も色々な試み、技術的展開を続けながら、グローバルスタンダードな動画配信システムとして普及していくんだろうね。個人的には「高解像度化」と「モバイル対応」の二つが今後の進展方向のメインとなると思うな。
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