東電、6月中も計画停電「原則不実施」継続

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【6月各週の需給見通しについて】



当社は、このたび、6月7日(火)以降の4週間分の需給見通しをとりまとめましたので、お知らせいたします。

6月は、皆さまの節電へのご理解・ご協力により、現時点で想定最大電力を上回る供給力を確保できる見通しであることから、計画停電の「原則不実施」を継続できる見込みです。

しかしながら、経年火力の連続稼働等による計画外停止や異常な猛暑による需要の急増などが発生した場合には、需給の安定確保に支障をきたす可能性があることから、当社は、計画停電の「原則不実施」を継続するため、これまで検討してきた追加供給力対策を着実に進めてまいりますが、皆さまにおかれましても大変なご不便とご迷惑をおかけいたしますが、引き続き節電へのご理解・ご協力をお願いいたします。
                               以 上


【東電、計画停電は6月3日まで「原則不実施」】で伝えた、計画停電の原則不実施の話の続報。6月一杯も「見通し」としてだけど、計画停電は不実施ということになった。まぁ本文にあるようにイレギュラー的なことがなければだけどね。

それと、勘違いしている(&気がつかないふりをしてる)人も多いので覚え書きしておくけど。現状の供給状況はかなり無理をした上での結果なので、この状態を永続的にというのは不可能。前にもどこかで使った表現だけど、短距離ランナーをそのベストタイムのまま長距離で走らせることは出来ないわけだ。中には通常の耐久年度を過ぎているのに無理して使っているところも少なくないので、「とりあえずの間に合わせ」と共に、中期レベルの戦略策定、まい進が欠かせない。

電力や風力、地熱や潮力も有力だけど、数年単位で代替できるレベルじゃないからね。原子力の件はさておくとしても、火力(天然ガス、石炭、バイオ)をどこまで伸ばせるか、じゃないかなあ。

ちなみに東北電力は【6月12日まで限定で同様の措置】。実は東電よりも状況は切羽詰まっているのだな。

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このページは、不破雷蔵が2011年6月 6日 12:51に書いた記事です。

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