三菱自動車と日産、軽自動車の合弁会社「NMKV」設立

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【軽自動車事業に関わる合弁会社の事業概要について ―新会社の名称は「株式会社 NMKV」―】



日産自動車株式会社と三菱自動車工業株式会社の日本市場における軽自動車事業に関わる合弁会社、株式会社 NMKV(本社:東京都港区高輪3-23-17、社長:遠藤 淳一)は、このたび同社の事業概要を発表した。

同社は6月1日付で設立され、同日より約35名の人員体制で事業を開始している。本社所在地は東京都港区高輪である。

同社の事業内容は、日産自動車と三菱自動車の日本市場における将来の軽自動車の商品企画とエンジニアリングで、日産、三菱それぞれが持つ商品企画の強みを生かし、お客さまへ提案力に優れた商品を企画していく。また、車両の設計・開発、部品調達等の領域についても、両社の強みを融合し、競争力のある商品を市場に投入していく予定である。

日本における軽自動車市場は、ダウンサイジングやエコカー需要の高まりの中で成長を続けているが、将来的にも新車販売台数の1/3以上を安定的に占めると考えられている。同社での軽自動車開発を通じて、日産自動車は商品企画やデザイン面で、より日産DNAを反映した商品開発が可能となり、三菱自動車も、日産の購買力活用などによる規模のメリットを生かした、競争力の高い商品をラインナップに加えることが可能となる。

株式会社 NMKVの設立は、日産自動車と三菱自動車が2010年12月に合意した事業協力関係の拡大プロジェクトの一環である。

【新合弁会社 株式会社NMKVの概要】
・会社設立:2011年6月1日
・資 本 金:1,000万円
・資本構成:日産自動車50% / 三菱自動車50%
・本社所在地:東京都港区高輪3-23-17
・社員数:約35名
・事業内容:日本市場向けの軽自動車の商品企画・開発等
・主な役員構成:
CEO(最高経営責任者): 遠藤 淳一
COO(最高執行責任者): 栗原 信一


元々日産は三菱自動車から軽自動車周りでOEM供給を受けた上で自社ブランドで販売を行うなど、軽自動車分野では密接な関係にあったわけで。今件は規模こそ小さいけれど、非常に興味深い、注目すべき動きだと思う。元々日本国内の市場では軽自動車へのニーズが増えてるからね(税制体制の改悪で状況が変わるかもしれないけど)。軽だろうが普通だろうが、ニーズにマッチするのならどんな自動車でもいいんではないかな、と当方は思うのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2011年6月22日 06:28に書いた記事です。

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