【更新】住友金属、コーヒーのかすを火力発電燃料の一部として利用・読売報じる

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[コーヒーかす燃やし、発電に利用...住友金属]



住友金属工業が、コーヒーを抽出した残りかすを飲料メーカーから買い取り、植物由来のバイオマス燃料として本格的に発電に利用することが1日、分かった。

住友金属が買い取るコーヒーかすは、1年間で最大1万2000トン。これを鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)内の火力発電所で燃料の石炭に混ぜる。コーヒーかすは燃えやすいが、石炭に比べて火力が劣ることなどから、混合比率は約1%だ。だが、コーヒーかすは植物がCO2を吸収して作り出す有機物なので、燃やしても大気中のCO2の総量は増えない。このため、年間で、CO2排出量を、一般家庭約1500世帯分にあたる7000トン削減できる計算だ。


住友金属工業の公式サイトには直近はおろか過去においても該当する資料やリリースは無し。元記事も「発表した」ではなく「分かった」なので独自調査かリークあたりかなぁ、と。

それはともかく。捨てるよりは燃やして発電に使った方がいいってのと、「計算上の」二酸化炭素削減が出来るってのがポイント。実際には通常の石炭と比べて余計にかかるであろう各種コストを考えると微妙なんだけどね(「コーヒーかすは植物がCO2を吸収して作り出す有機物なので、燃やしても大気中のCO2の総量は増えない」ってあたりも、直接の物質のみの話であって、それを使う事で余計に発生する二次的コストまでは考慮されていない)。

逆にコーヒーかすをはじめとした「燃焼可能な一般の産業有機廃棄物」で石炭燃焼並の発電ができるような、そんな夢の発電機が......創れるといいなぁ、とか。

ちなみに当方はといえば、コーヒーの抽出かすは時々取っておいて、庭にばら撒いてます。虫よけに効くんだとか。今現在実験中だけど、まだ効果の確認はできず。

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このページは、不破雷蔵が2011年6月 3日 07:20に書いた記事です。

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