これ、よく見ると分かるんだけど、同じ針金を量産しているんじゃなくて、多種多様な針金を次々に送り出しているんだよね。仕組みとしては左側のアームからまっすぐな針金が伸びて、それを針金の先の部分の回転板と、その周囲にあるいくつかの突起にぶつけるようにして、折り曲げ、アームの先端で切断している。
で、精密なプログラムを組んで、「こういう折り方をしたい時にはこの回転板を何度回転させて何秒後にこの部分の突起を出して」って感じで組合せ、ちょうどそのタイミングで針金がうまく曲がったりするようにしてる。一度プログラムを創ればあとはそれの再生だけだから簡単なんだろうけど、それを創るまでが無茶苦茶大変なんじゃないかなあ、と(回転板の中に突起が一つだけあるパターンを考えれば、理屈は容易に理解できるはず)。
まさに芸術的工芸って感じだよね。
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