8分30秒過ぎあたりから。
朝日新聞「一部報道では大連立の可能性とありますが、谷垣総裁はどうお考えでしょう?」
谷垣総裁「大連立?一部報道って、どこのふざけた報道ですかそれは?私、知りません」
朝日「週刊誌に載ってたんです......週刊朝日の報道です」
谷垣「......あぁ、御社が出しておられる週刊誌......」
(場内笑い)
谷垣「まぁ、御社の週刊誌に対して、あまり過激な事を言うつもりはありません」
2011年6月9日午後、自由民主党本部・平河クラブ会見場で行われた、谷垣禎一総裁の定例記者会見(公式動画)。「クオリティペーパー」とはよくぞいったもので、直前に「ロー」なり「低」なりがつくんじゃないのか、という話はおいといて。
同社の(......に限らないんだけど)、ニューヨークタイムスまで巻き込んだ(NYTの日本支社がどこにあるか調べてみようネ)マッチポンプというか情報ロンダリングというかクリーニングというか、循環取引ならぬ循環報道が、露骨に判明した瞬間。
中には「質問の仕方が分からないだけでは」という意見もあるだろうけど、それはそれで記者として、その前に質問者として失格ではないかな?あるいは「これが報道の情報の引き出し方だ」と胸を張る人もいるかもしれない。でもそれも違うよね。捏造するのと探し出すのは別だよね。
まぁ、「ジャーナリズム宣言」を出す新聞社の内情がナニなのと同様、「クオリティーペーパー」を自称する新聞社も、結局こんな感じでしたとさ。......もちろん全部が全部、こんなスットコドッコイってわけしゃないけどね。
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