今回の地震を逆手に取り、自販機を「ライフライン」と位置付け、国民の理解を求める"妙手"も具体化している。
サンデンは災害時や停電時にも飲料が取り出せるよう、手回し式の発電機を付けた新タイプの自販機を5月に発売し、年間数千台の販売を見込む。一方、富士電機リテイルは、既存自販機に後付けして、停電後も48時間程度稼働できる蓄電池を商品化した。
急浮上した「自販機悪玉論」について、自販機メーカーは「業界はこぞって節電競争を展開してきたし、今も続けている。今さら急に悪者にされても...」と困惑気味だ。ただ、「これまでのアピールが足りなかった」(飲料大手)点も否めない。自販機関係者は「今後は節電対策を積極的に開示し、悪玉論の対象にならないような取り組みが欠かせない」と強調する。
節電絡みで自動販売機悪玉論をどこぞの誰かが語ったら、【「自販機はすでに電力ピーク時に9割電力カットの対策済み」日本自動販売機工業会発表】のように自販機協会が「こんなこともあろうかと」とすでに節電をしていることをアピール。それでもフンダラ攻撃を続けたおかげで、想定されていないレベルまで節電しなきゃならなくなったため、【マクドナルドの100円ドリンクと自動販売機と夏の空】にもあるように、夏の暑い最中にコールドドリンクが「ぬるーい」になる可能性が出てきた。
電力消費分は経費が減るけど、恐らくはかなりドリンク周りの売上は落ちるだろうね。年ベースの統計データはでるはずなので、来年あたりその結果が分かるかな(【コンビニ以外の「タスポ導入」の影響をグラフ化してみる(2010年8月更新版)】が最新データ)。
半ばヒステリックに攻撃対象求めて、マスコミもそれを煽っている今は我慢して、そして記録を出来るだけとっておくしかないけど、状況が変わってきたら、しかるべき「対応」を取るべきなんだろうね。「記録」に基づいて、さ。それまでは自販機業界も、進化の加速を推し進めて、くじけないように頑張ってほしいものだ。
......自販機だって立派なインフラなんだよね。
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