先ほど本家サイトで掲載した【消費税と税収の関係をグラフ化してみる】の話。要は「税率上げても総合的な税収は増えないよ」という、戦略・経済方面のシミュレーションをプレーしたことがある人なら誰でも分かるような話なんだけど、そういや【2011年5月のたばこ販売本数は前年同月比で8.8%減・売上は大幅増加へ】でも挙げているように、たばこ増税の場合は「本数減退分以上に値上げ分が貢献し、結局売上は増加=税収増加」だよなぁ......と思ってみたりして。
で、状況によって違ってくるのかなということで調べてみたら、上のページを見つけた次第。短期的には売上のかさ上げにはつながるけど、結局消費傾向の減退の一因になるので、売上は減っちゃうってわけだ。まぁタバコの場合は、健康問題の面で元々販売本数が減ってるってのもあるんだろうけど。
今回の値上げ=増税は大規模なものなんで、しばらく「かさ上げ」傾向は見られるのだろうけど、そう遠くないうちに失速するんだろうなあ、という予感。単純に「税率上げれば税収もアップするヨ」というのはナンチャラの一つ覚えということに違いなし、と。
......たばこの場合はむしろ、健康増進という点では販売本数が減った方がいい、のかな?
コメントする