[有袋ふじ栽培拡大へ協力要請/青森県]
県産リンゴのうち4月以降に販売する有袋栽培ふじの確保が困難になっているなどとして、県は16日、黒石市内で開かれた農協など指導機関担当者対象の研修会で、リンゴの有袋栽培拡大に検討と協力を求めた。無袋と有袋の比率見直しによる周年供給体制の維持が狙い。出席者もその必要性に理解を示したが、労働力確保やコストに見合った価格で販売できなければ実現は難しいと指摘する。
研修会で県りんご果樹課の担当者は「(10年産の有袋は)20キロ当たり市場価格差が無袋より1500円ぐらい(高いと試算している)」と価格面のメリットを上げ、「(袋掛け作業は)まだ間に合う。自分たちのためにも有袋化を進めるということで(生産者に)話してほしい」と協力を求めた。
各農協の出席者らは「価格差はそれほどない」「特に除袋作業が人出不足。(価格差が)1000円以上なければ作業員も雇えない」などと指摘し、労働力確保や病害虫防除対策を含めた支援を要望した。つがる弘前農協は、今年度から有袋ふじの入庫数量に応じて作業労賃を助成していることを紹介した。
青森県の公式サイトをのぞいたけれど、該当する話は確認できず。ブランドは重要だけど、それに見合う対価が得られない、市場価値がつけられていないってのが問題なんだねえ。人員不足は収益性が上がれば解消されるんで、やはり採算性を上げなきゃいけないわけで
......ブランドへの付加価値をどのように体現化するか、アイディアマンが不足しているのかもしれないな。他のリンゴじゃなくて、ここでしかできないってものなら、その「オンリーワン」が十分なメリットを消費者に与えるのなら、高価でも取引されるのだけどねえ。
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