われわれの身の回りにはもともと宇宙線や大地、建物、食品などに由来する放射線があり、この値が異常であるかどうかは自然状態の放射線量と比較して初めて知ることができる。このような自然放射線量は場所によって大きく異なっており、これを知るには実際にその場所に行って線量計で測定しなければならないが、これを大地のウランとトリウムとカリウムの濃度から計算によって求める方法がある。計算で求める方法は元素データが手元にあれば手軽に行うことができ、現地に行ってわざわざ測定する必要がないので、時間・手間・費用を省くのに大いに役立つ。また逆に、今現在、高線量の値が出ている地域でも、自然状態での放射線量を求めるのに役立つと考えられる。自然放射線量を計算で求めるには、大地に含まれるウランとトリウムとカリウム(放射性K-40)の濃度を用いるが、すでに公表されている元素の濃度分布図である地球化学図のデータを用いることができる
今色々と注目されている「放射線量」について覚え書き。「原発由来」と想定されるもの以外に、元々大地などから放射される「自然放射線量」というのがあり、実際に計測された値は概して「原発由来」+「自然放射線」として考える必要がある(個人的には【黄砂と放射能濃度一覧とグラフの変移と】でも触れたけど、黄砂由来ってのもあると思うんだけどネ)。
で。それのうち「自然放射線量」についてまとめた日本地図。色々指摘されてるけど、花崗岩の地盤がある地域は元々高めだったりと、地域性に富んでいたりする。火山地帯も低いとかいった指摘もあるけど、このあたりは地質学者の検証が必要かも。
んで。あとは......そうだな。例えば【東京都の最近の調査結果】とか、【中国環境保護省発表・中国主要都市の放射線計測値(2011/6/22-23)】とか見ていると、色々と考えさせられるものがあるなぁ、と。
あと加えるとすれば、【がんの統計(がん研究振興財団)】の)
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