●しかし、御用学者御用学者と批判する人達に限って、典拠の学者は小出裕章とか武田邦彦、ジャーナリストは広瀬隆に限定されているんだよなあ。日本全国にいる原子力技術者の数千分の一の人間の意見だけを重用する姿勢の方が御用じゃまいか
●小出氏、武田氏、広瀬氏の話は注意深く聞くと科学的に無理だったり飛躍があったりして、とても信頼のおける人たちではない。しかし、反原発派だけでなくマスコミや多くの人から信頼を勝ち得ている。特に知識人での支持者も多いのは日本の知識人の水準がそんなものだということだろう。仕方ないが現実。
登場する固有名詞の人達に対する評価が正しいか否かは別として。あくまでも個人的な考え方としてだけど、多分に同意するところがあったりする。前にもちょっと似たような表現をしたけれど、「詐欺師に引っ掛かった被害者に対して、『被害者友の会を結成しました。手数料で10万円かかりますが、損害金額の半分は取り戻せるでしょう』と巧みに語りかけてくる、連鎖的な詐欺師」と、それにまんまとひっかかってしまう人達の香りがする。あるいは社会不安に乗じて勢力を拡大する新興宗教(いや、これは例えではなくて、そのまま正しいのか)。
何しろ【日本エネルギー経済研究所の「日本国内の原発の再稼働の有無と2012年度までの電力需給に関する分析」覚え書き】を挙げた直後の、第一声的なリアクションが「御用研究所だからいくらでも数字の調整など出来る」だったもんなぁ。さすがにそりゃないだろうということで「御用は分かったので、それじゃ今件の数字を精査した上で、否定できるだけの数字・算出方法を教えて下さいな」と突っ込んだら黙り込んだけどさ。
もしかして「御用」ってのを免罪符、あるいはオールマイティーカード的に考えてないかなあ、と思ったりする。
(最終更新:2013/08/21)
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