以前動画が先行公開され、その有様自身はもちろん、仕組み・構造・利用方法など様々な面で見る者を考えさせ、とりこにさせた謎のロボット「SWITL(スイットル)」。これが先週開催されたFOOMA JAPAN 2011国際食品工業展でも展示され、いくつかの情報公開がなされたとの話。
すくい上げる仕組みとしては摺動(しょうどう。特許業界では「しゅうどう」と読む)する板が内部にあり、そこにシートが巻かれている。それを片側を固定して中の摺動板を動かすことで、相対位置を崩さずに物を載せ、降ろしていくのだそうな。上のシートはテフロンシートを使っているが、テフロンでなくとも可能とのこと。
応用例としてはスライス肉を形を変えずにトレーに載せたり、液体などを詰めた袋を形を崩さずにサクサクと入れていく作業などが例として紹介されている。同社では企業規模が小さいので海外との直接取引云々は考えておらず、技術を買いたい企業、あるいは販売を行いたいというスポンサーを求めているとの話。国内の大手メーカーあたりが名乗りを上げてほしいけどねぇ。色々応用効きそうだし。
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