2010年6月に提出され、いつものごとく「予算の無駄遣いガー」で放置されてしまった(9か月間放置され、審議すらされなかった。要は目を通しすらしなかったわけだな)、「津波対策推進法」。6月17日にようやく成立した。
もし最初の提出時期の昨年6月にしっかりと審議され、成立・施行していたら。どれだけ効果が望めたのかは不明だけど、物理的な対策はほとんど間に合わなかっただろうけど(予算繰りの関係や具体的計画立案とか時間はかかるだろうし)、少なくともソフト的な面での対策、例えば津波への避難訓練が行われ、防災意識は高まっていたはずで、状況も少なくとももう少しポジティブなものだった可能性が高い。
そのあたりの話は前々から指摘されていて、あらためて7月6日の衆議院予算委員会でツッコミを入れたところ、質問した赤澤氏の話とはまったく検討違いの言動を繰り返すばかりで、責任を取らず(いつものパターン)はぐらかす現行総理の対応が確認できる。「チリ地震が60数年前云々」といってるあたり、まともに話を聞いてなかったのが分かる。
「無能」という言葉すら生ぬるい。
コメントする