[3県含む今春大卒就職率、91.0% 「氷河期」下回る]
文部科学省と厚生労働省は1日、今春卒業した大学生の就職率が91.0%だったと発表した。5月の発表では、東日本大震災で被害が大きかった岩手、宮城、福島各県を除き91.1%としていたが、3県を含めた結果、0.1ポイント下がった。「就職氷河期」と呼ばれた2000年春を下回り、統計を取り始めた97年以降で最低となった。
一般報道機関に情報を先行的に流して、ウェブ上の情報公開は後回しって体制は文部科学省も厚生労働省も同じのようで、現時点で両省の公式サイト上に該当情報は無し。恐らくは月曜にアップかな。
暫定就職率は以前【震災影響除外の暫定値で過去最低...大学生の3月末時点での就職率は91.1%・前年比0.7ポイントのマイナス】で解説した通り91.1%。だから被災地の実測データが全国値を0.1ポイント押し下げた計算になる。暫定値の時点で同率の過去最低の値だったのだから、0.1ポイント下がれば単独過去最低になるのは当然の話であって......。
まぁ仕方ないといえばそれまでだけど。帝国データバンクなどの「震災に影響を受けた企業の倒産」云々や、対応する政策の素晴らしさを見ている限り、来年はさらに厳しい状況になる可能性は否定できないなあ......。
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