放射線は、よほど大量じゃない限り人体影響はわからないものなのですが、政治家、学者、実業家、ジャーナリスト... 専門家のように解説してる人の特徴は、原発の安全性やエネルギー問題に言及してることです。最初から「危険の根拠」を見つけようとするから正しい理解ができないのです。
僕は原子炉の制御やエネルギー問題の知識もなければ何の関心もありません。エネルギー問題は政治問題そのものですから関心が高いのはわかる。しかし原発にYESかNOか、政治闘争になると放射線の人体影響の事実が捻じ曲げられ、無用の偏見や復興の妨げになる。政治闘争は平時にやれ、と思う。
先日の【専門家による低線量被ばくの解説...「正しく恐れよう」シリーズ第二弾】で紹介した話、本日ちょいと継ぎ足したので、その部分の覚え書きも兼ねて。要は「結論ありき」「事実をよじ曲げて人の関心を引きやすい話(大抵において興味関心を引きそうな内容であり、かつ事実と反するもの)を高らかに語り、人を引きつける」という、その筋の方々が常に批判している、そしてその実、自らがやっているような状況なわけで。
特に、自分らの「目的」のために(それがエネルギー周りの利権なのか、権威の拡大なのか、単に注目を集めたいのか、親族の味噌を売りたいのか、学会への復讐なのかは知らないけど)、真実をよじ曲げたり多数の人を脅かしたり惑わしたり、さらに大きな中長期的な損害を与え、多くの人に偏見の痛手を負わせてしまうという、悪しき「手段」を用いる。これって悪質な新興宗教団体や、詐欺師集団とどこがちがうのだろうか。
まぁ確かに。洗脳分野の話だと、人が心理的にショックを受けている(特にこれまで信じてきたものへの信頼が揺らいでいる)時に、それに反することを畳みかけて考えを変えさせるってのは、よくある手段ではあるのだけど。
タチが悪いヨねえ......と、追加した部分を読み返しながら思った次第。
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