先日の【日常食中や大気中のセシウム137推移】で挙げた話も、実は今件絡みで色々と騒がれ、はてなマークを浮かべていた人から教えてもらった部分が少なくない。で、その大本の「はてなマークを浮かべた」対象となった、「福島県の子供達の尿からセシウムが云々」のニュース自身、実はデマゴギーの可能性が極めて高くなったという話。
ざっと見で目を通した時に「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」って「ネットワーク」という言葉を配した団体は、経験則上色々と調べた方がいいような......と思っていたところ、すでに調べた人がいたわけだ。
要は、やっぱり「正しく恐れる」につながるんだけど、(通常時とも合わせて)データの持つ意味が発する側の「意図」にいいようにもてあそばれちゃってるってこと。例えば工場地帯で大気中の二酸化炭素濃度を測ったところ、体積比で0.04%という値が出たとする。「この地では二酸化炭素濃度が0.04%もあるのです!」と、それらしい名前の団体がうなったら、「そりゃ大変だ」と思ってしまう。けど、大抵の場所において0.03~0.04%ってのは通常値の範囲内なんで、それを知れば「なんだよ、そういうことかよ」という事になる次第。それに今件の場合は、上に指摘されているように、測定・判断方法にも疑問視する内容がごまんとあるし。
あと、最高値の1.3Bq/Lという値が「仮に」正しいとしたら、それはそれで、それを元に対策を打てば良い。過去のデータと合わせ、検証した上で、ね。それとコメントにも記されているけど、「計測するたびに悪化している」わけではないので。
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