ひまわりを育てることで地中のセシウムを吸収させちまうって手法は、チェルノブイリの際に使われたということで結構有名(【「今、話題!!」な皇帝ひまわり】なんて話もあるし)。仕組みとしては植物が育つ際に必要な栄養素のカリウムとセシウムが同じ第1族元素の中でも似た物質で、両方を勘違いして吸収しちゃうこと、そしてひまわりの成長が早い&ひまわりがカリウムを多量に使うんで、それらの吸収力が強いってのが買われてる。まぁチェルノブイリのひまわりと日本のひまわりとでは根っ子の深さが違うようで、同じような効果が出るかは分からないという話もある。吸収させたあと、どうするのよという問題もあるね。吸収だけであって、分解させるわけじゃないから。
で、この考えって前に【イネ「安価でカドミウム吸い取ります」な技術が開発】で取り上げた、イネとカドミウムやベラドンナとPCBの話と発想的には同じだよな~とか、って話も出てたけど、これは組織論では結構有名なことだったりする。異業種懇談会とか、部署を隔てた交流とかが一例ね。でもやっぱり指摘されてみると、これもなるほどなと思う。
取りとめも無いけど、覚え書きとして。
追記:【茶葉のpHとフェオフィチンへの変化率】あたりを見ると、やっぱりカリウムを吸収しやすいお茶の葉はセシウム処理吸収用植物としては有効っぽい。参照:【練馬区内産農産物に関する放射性物質の緊急検査の結果について】
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