『フラグマン』
先日掃除した雑誌の中に貼ってあった付せん付きの漫画で、そういや一号分しか見なかったけどなかなか気に入っていて、単行本が出たら買おうかと思っていた漫画......なんだけど、単行本一冊分で作品は終わっていた。
「フラグマン」つーのは要するに旗振る人。広報宣伝、商品戦略などでのプロモーション、イメージ戦略を手掛ける人のことを指す。ストーリーでは元米大統領補佐官、今はしがない地域ミニコミ誌の編集長をしている主人公が、その才覚を「時々」発揮して色々な問題を解決していく。
まぁ解決するネタの多くは、事実を元にした話で、「ああ、あれか」と分かるようなものなんだけど、やっぱり見ていて納得させられたり、成程なと思わせるものがある。以前【月刊コミックゼノン 2010年12月号(創刊号)読了】でちらりと触れた、ゼノンで連載中の「コンシェルジュ プラチナム」が心理学方面から色々と問題解決をこなしていくのなら、こちらはプロモーション手法で事態を切り開いていくという感じ。
読みごたえもあるし、色々と設定も用意してあったようなんだけど、終わり方としては、どう読んでも途中で打ち切られたっぽい。作品自身のプロモーションがうまくいかなかったのかなあ。ネット周りで注目されれば、結構良いセンにいく内容だと思うのだけどね。
(最終更新:2013/08/29)
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