先日開通したばかりの全長約42キロメートルの世界最長橋「青島海湾大橋」(中国・青島市)が、ガードレールが所々に抜けており、またボルトが緩い所も見つかっていたことが6日わかった。
中国中央電視台の報道によると、ボルトが緩んでいたり、またいくつか取りつけられていない所があるなど不備が見つかった。夜間走行の際には不可欠となる照明についても不完全なのだという。
工事の従事者は取材に対して「取りつける時間が十分になく、オープンまでに間に合わなかった」と答えている。つまり、事実上は未完成だったということになる。
元記事に掲載されている写真ですら「え、ボルトがない......」ってことで驚いてYouTubeで探したけど動画は見つからず。さらに色々と探して、どうにか元の動画を見つけたけど、「~所があるなど」レベルじゃなくて、あちこちありまくり。
ニュース映像を確認した限り、ボルトがガードレールのパイプ単位で無い、パイプそのものがごっそり抜けてて柱部分しかない、パイプの取り付けがいい加減(というよりやっつけ工事?)で初めからひんまがっているとか、どこの小学生の図画工作だよという感じの部分があちこちに。
もちろん全部が全部ってわけじゃないんだろうし、全長42キロからすれば「比率的には」大した量ではないんだろうし、三枚目の写真にあるように逐次改修しているようだけど......。これ、「未完成」というより「やり直し」レベルでは(まるでオンラインゲームのβ版のような感じ)。まぁ、国の威信をかけてスケジュール通りに云々ってのもあるんだろうけど、ボルトやパイプの欠損は工期云々より、中抜きされた雰囲気があるなあ......。まぁ、こういう話を中国国内で放送していること自体、何らかのメッセージ性もあるようなないような。
これ、安全面はもちろんだけど、強度計算上、まずいような気もしてきたけど、見なかったことにしよう。
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