[ドコモ、発電事業参入へ 基地局で太陽光や風力]
携帯電話国内最大手のNTTドコモは電力事業に参入する方針を明らかにした。携帯電話と電波を交信する基地局の鉄塔周辺に、来年度から太陽光パネルや風力発電設備の設置を開始。数年内に基地局で余った電力を外部に売る方向で具体化を急いでいる。
山田隆持社長が7日、朝日新聞の取材に明らかにした。山田社長は「環境にやさしい基地局をつくる。電力が余れば売電してもいい」と述べた。電力事業をめぐっては、ソフトバンクが各地の知事らと連携して太陽光発電を始める計画をすでに打ち出しており、ネットワーク事業者である通信会社による参入表明が続いている。
ドコモの基地局は国内に約9万局ある。東日本大震災をきっかけに太陽光発電設備などを整備した「グリーン基地局」の開発に着手。まず2012年度に全国約10カ所を整備し、13~15年に電力の需給調整をITで最適化するスマートグリッド(次世代送電網)の構築を目指す。
当然のことながら現時点で各電力会社やNTTドコモから正式な発表は無し。ただ、似たような話で「高速道路の陸橋下部の空き地を使ってはどうか」というのもあるけど「陸橋部分は影に成りやすいから効率が落ちる」って難点があるのと比べて、鉄塔周辺はそんな心配もほぼ皆無。周囲環境とのすり合わせも必要な場面もあるだろうけど、大きな問題にはなりにくいはず。何しろ自前の施設なんだから。
朝にちらりと「太陽光発電は分散システムにしてこそ活きる(それが可能なシステムなんだから)。メガにして無駄に平地を潰すのはもったいない」と意見したんだけど、その他にも自前のソースでやる・他人に迷惑はかけない・政治利用しないってのが、本来のインフラ会社らしいし、頼もしいし、推奨すべき動きといえる。
どこぞのインフラ会社のように、知事を巻きこんだり金出させたり、他人さまの土地の上に正体不明なボルト電田創るという、ペテン師的な発想よりよほど現実的で賛美すべき動きといえるね。電力絡みで文句を言ってる方々も、この動きには諸手を挙げて賛同すべきじゃないかな?
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