6月のデータは以前【6月の熱中症での病院搬送者、去年の3.07倍・6980人に】でまとめた通りだけど、7月はそれ以上になるのだろうな、という懸念が。今の時点で昨年比で4倍という値が出てしまっている。特に高齢者は単なる我慢以外に、電気代の点で、あるいは「お上に従わねば」という意識が強いこともあって、無理な節電のため、エアコンを切ってしまいかねない。先日の【「液晶テレビ消灯=1.7台分のエアコンをスイッチオン」周りの覚え書き】あたりを何度となく取り上げたのも、「娯楽は分かるが、命のリスクを積み上げてまで観るもんじゃない」という意味合いもあるのだよね。
繰り返しになるけど、インフラなどが正常にならなくなった時、一番最初に涙をするのは、「自分は弱者だ」とシュプレヒコールを挙げる人、ではなく、その声すら出せない人。そして出そうとしない人。地下鉄の通路の暗さで痛いほど理解できた当方としては、色々と考えさせられるところがある。
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