骨董品の展示会のキャンペーンってことで、街中に置かれている色々な、ごくありふれたものに、「それらの品々の本当の価値を、あなたは知らない」とのコピーと共に、トンでも無い価格の値札をつけ、話題を集めたもの。
まぁ、これはこれでアリかな、と思うのだけど。個人的にはもっと別の意味を持たせた方がよかったかな、と思った。つまり、「モノの価値は中古品で売る時の価格だけとは限らないんですよ」ってこと。第三者に売却される時にははした金でしかないかもしれないけど、持ち主にとってはお金では代えられないような、あるいは単にその売却額を返してもらえばいいっていうようなものではなく、もっともっと価値あるものって、日常生活の中でも結構あると思うんだ。
例えば上のなら、自転車が好例。中古として売れば数千円にしかならないかもしれないけど、使っている本人にしてみたら、通勤・通学の足が無くなるってことで、頭の痛い事態に陥る。学生とかなら、自分の出費や親の負担を考えると、涙が出てしまうかもしれない。実際高校の時、自転車を盗まれたことがあって、警察の人に話を聴いたら「通勤の際に自転車を使いたくなって、でももっていくのが面倒なサラリーマンがさっと盗んで、行き先に放置する場合が多い」との話を聞いて、悔しくなった記憶が思い返されてきたヨ。
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