つまりね
WHOは核種毎の制限値を定めておりPuなどが1Bq/Lなのですが、それを中部大武田教授が核種の話を抜きにWHOの基準値は1Bqだ!とブログで宣って、科学リテラシーの無い市民が大騒ぎしているだけ。
核種毎に化学的毒性も違うし、Bqは1秒あたりの崩壊数で核種で違う。こんなの常識!
つまり、各元素毎の特性が違う以上、個々に基準値が必要で注意する点も異なるわけだ。大学入試問題にピッタリだね。ちょっとしたヒッカケで受験生を落とすのに丁度いい。中部大は武田教授を落とすべきだな。w彼が故意に騒ぎを大きくしたのでなければ、これは学者として無能としか言いようがない。
(個人的には、故意に騒いたと見ているけどね)
少なくとも、WHOは長年疫学や毒性学を踏まえ、様々な学者の意見を集約してこういったガイドラインを出している。学者として反論するなら、論文にして出せよ。勝手に数値いじるなよ!おまけにWHOの名前まで使って...
相当な詐欺だろ...ミスなら、土下座じゃ済まない廃業レベルだろ...
マスコミ受けする学者って、不思議とトンデモ学者が多いね。大槻教授といい、武田教授といい、(最近人気の)小出助教授といい学者としてどうなのよ?
マスコミが信じられない、政府も信じられない、と言って、何でデマを信じるの?勉強しろよ!テレビ見ていると馬鹿になるよ!って子供の頃言われたでしょ。そこの大人!
リスク情報の受け手である市民は二つのリテラシーを身につけなければなりません。第一は、科学を理解する能力である科学リテラシー。第二は、マスメディアが情報にどのような加工を加えるのかを理解する能力、メディアリテラシーです。どちらも、事実と意見を区別して認識するために必要です。
マスコミの原発記事読みまくってもダメ、情報が加工されたあげく、間違いだらけだもん。
で、先ほどの【「鼻血」話のナルホドな解説、あるいは「確証バイアス」という言葉】でちょっと触れた「本来権威がある、あるいは権威があるように見える人達、さらには正しいことを伝えるのを責務とするマスコミの人達が(自分達のために)「鼻血効果」を肯定しちゃったり」の一例がこれ。自分の著書と名声を売るためにやってるんじゃないかという感じはあるけど、まぁそれはそれとして。
ガイガーカウンター周りやECRR関係でも何度となく言われているけど、現状の状況が「怖くない」わけじゃないのね。ただ、間違った、扇動された情報で必要以上に恐れたり、変な話に惑わされる必要は無い。今件でも指摘されているような話は、エネルギー政策周り全般でもあるよねえ。注意したいものです。
手品ならあとでタネが分かっても「なんだ、そういうことか」で済むけど、放射線周りやエネルギー関係は実際の痛みを大勢の人が、長年に渡って受けることになるからね。
それと「マスコミが信じられない、政府も信じられない、と言って、何でデマを信じるの?」。このあたり、「二分法の罠」と香りが似てるよね。【二分法の罠】でも解説しているけど、ちゃんと考えて、それが正しいかどうか精査せずに、「こっちが駄目だから、指示されたこっちを選ぼう」って飛びついたら、2009年の晩夏で多くの人がだまされて、未だにその痛みを受け続けているのに、忘れちゃってるのかしらね。
まぁこの言い回し、良く考えてみると「マスコミ」と「デマ」を分けて表しているあたり、今のマスコミがどっちに入っているかを意味するのかな......とか。ごほごほごほごほ。
コメントする