東京工芸大学で昔のアメリカ漫画を公開中

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東京工芸大学(学長:若尾真一郎、所在地:東京都中野区/神奈川県厚木市)では、「19世紀末~20世紀前半アメリカ漫画資料展 ―川崎市市民ミュージアム収蔵品を中心に」を東京工芸大学中野図書館で開催します。

会場 : 東京工芸大学中野図書館(中野キャンパス内) 2階展示スペース
期間 : 2011年7月23日(土)~29日(金) ※日曜休館
時間 : 10時~19時(土曜日と最終日は17時まで)
入場料 : 無料
企画 : 東京工芸大学芸術学部マンガ学科
協力 : 川崎市市民ミュージアム、東北大学情報科学研究科

展示会概要
この展示は、川崎市市民ミュージアムからお借りした、19世紀末~20世紀前半のアメリカ漫画に関する書籍資料約600点のうち、約50点を厳選して構成したものです。

日本では漫画の研究が盛んになってきていますが、なかなかアメリカのカートゥーンからコミック・ストリップへの移行期についての専門家は少なかったため、これらの資料が日の目を見ることがありませんでした。

このたび、東北大学の研究者の助力を得て、コレクションの資料的価値を精査したうえで、今後の研究発展のために公開をするという計画を立てました。
その後、今年3月11日の東日本大震災がスケジュールを大幅に狂わせてしまったのですが、少ない日数をやりくりして、何とかその一角を紹介できるようになった次第です。

ぜひご来場いただければ幸いです。初日(23日)の13時以降は企画者が会場で説明を行います。

展示終了後、資料は川崎へと帰りますが、この領域に関心のある研究者などの皆さんには、また別の形で、コレクションの全容をお知らせできる報告会などの機会を関係者間で作っていきたいと考えています。


個人的にはこういった作品は、「紙」そのものの味わいを楽しむために原典を積極的に保全維持するのと共に、「紙の良さ」を再現するために復刻版を出し、同時にデジタル化して多くの人が気軽に楽しめるようなライブラリを創るべきじゃないかな、と思ってる(版権を考えるとなかなか難しいかな。あ、Jコミみたいな考えでいいのかな??)。

ともあれ。資料性・コレクション価値が高いアイテムであることに違いは無いし、専門家による解説も行われるとのことだから、機会と興味がある人は、夏休みの思い出づくりも兼ねて足を運んでみるのはどうだろうか。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年7月25日 17:30に書いた記事です。

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