坂出発電所1号機(定格出力29.6万kW)は、ボイラチューブからの蒸気漏洩が懸念されたため、8月18日からプラントの運転を停止し損傷個所の調査を実施しておりましたが、損傷個所の特定、原因調査および修理が完了したことから、本日7時52分、運転を再開いたしました。
当社といたしましては、今後も安全を最優先に、稼動中の発電所の安定運転に万全を期してまいります。
<原因および処置>
排熱回収ボイラの内部にあるチューブの損傷を確認し、修理を実施いたしました。原因は、ボイラ内を流れる排ガスによってチューブとチューブ支持板が振動し、干渉したことで損傷に至ったものと推定しております。この対策として、支持板の固定処置を行い、振動を防止することといたしました。
先日【29.6万kW減・四国電力坂出発電所1号機運転停止】でお伝えした、四国電力の火力発電所のトラブル。損傷懸念場所が想定出来ていたこともあるけど、10日間ほどで修復・運転再開。単なる修理では無く、今後同様のトラブルがないような対策まで施しているってのが、ちょいと凄い。現場の人達の必至感が伝わってくるよなぁ。
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