【更新】東北電力、現行上限140万kWを超える融通電力への手を打つ・30万Kw追加へ

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[東北電:使用電力また最大 上限超す融通要請]

東北地方は9日も暑さが厳しく、東北電力管内の最大使用電力は1249万キロワットとなり、2日連続で震災以降の最大値を更新した。電力需給が逼迫(ひっぱく)する東北電は同日、東京電力から現行上限の140万キロワットの融通を受けた。計画停電を避けるため、新たに約66万キロワットの融通を受けられる仕組みを作るとともに節電への協力を呼びかけている。10日は1290万キロワットの最大使用電力を見込み、170万キロワットの融通を受ける予定。


東北電力の公式サイトで確認すると、【東京電力から当社への電力融通量の拡大方策について】において、連系線の仕組みをいじって「140万kW以上の電力融通を東電(など)から受けられる」仕組みを構築している。多少効率は悪くなるけどね。その上で【140万kWを超過する電力融通受電の実施について(明日(10日)の東京電力からの電力融通の見通し)】にあるように、既存の140万Kwに30万Kwの上乗せを可能としたもの。リスク軽減のための緊急措置ではあるけど、打てる手はすべて打つって感じだ。

ちなみに現時点においても「第二沼沢発電所の45万kWをはじめ、約100万kWの供給力が減少している状況にあります。各発電所の復旧に向けて、現在、調査・復旧作業を実施しておりますが、現時点において具体的な復旧時期は未定」とあり、先日の豪雨に伴う水力発電所の被害が甚大であることがあらためて認識できる。

例年の気候情勢を見る限り、今週~来週がピークなんだけどねえ......よりによってこの時期に水力が、と思うと共に、マーフィーの法則を思い返すヨ。

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このページは、不破雷蔵が2011年8月10日 07:18に書いた記事です。

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