【更新】東北電力、先日の大雨で水力発電出力低下、供給余力2.31%にまで低下

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[東北電の電力供給余力、一時3%切る 東電が融通 豪雨で水力発電停止]
[東北電、豪雨で水力発電全停止 東電が30万キロワット融通]





●東京電力は5日、東北電力に30万キロワットの電力融通を実施したことを明らかにした。東北電の供給予備率が安定供給の指標とされる8~10%を大きく割り込み瞬間的に3%を切ったため。東北電は新潟、福島両県を襲った記録的な豪雨災害で管内の29カ所の水力発電設備が停止し、約100万キロワットの供給力が減少している。

●東北電が東電に融通を要請したのは4日午前。豪雨による流木で水力発電所の取水口がふさがったり、発電所自体が冠水するなどし、午後の電力需給が逼迫(ひっぱく)する恐れが出た。要請を受け、東電は4日午後1時に、北海道から契約融通を受けている30万キロワットを東北電に振り分けた。

東北電からの応援融通は5日午前にもあり、東電は日曜日で東北電力管内に余裕のある7日を除き、ひとまず11日まで融通を継続する。
(※誤字修正済み)


先ほど本家サイトに挙げた【東電、8月6日以降の電力需給予想を変更・直近週の予想最大需要は4440万kW】でもちらりと触れているけど、東北電力管轄で先日まで降った豪雨の関係で、水力発電の供給力が落ち、需給関係が相当ひっ迫している。昨日の時点では「暑くもないのに何でだろう」という話もあったけど、こういうことでしたか、とある程度納得。

グラフはこの数字の動きの場合、普通なら縦軸の下が1000くらいのものなんだけど、あえて一般のグラフ同様ゼロにすることで、どれだけひっ迫しているのかを分かりやすくした。もうギリギリってのが分かるよね。報道では「3%切り」までしかないけど、実際には2.31%まで。まぁ色々と誤差などもあるから、小数点以下の値は有意ではない、ってのもあるんだろうけど。

でもこの周りの話、東電も東北電も、公式リリースとしてはサイトに挙げてないんだよね。報道に伝えているんなら、その情報の確証性を高めるため、ちゃんと自ら公知してほしいナ。

ともあれ。イレギュラーというものは常に発生しうるものなのだということの、再確認的な事象の一つということで。

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このページは、不破雷蔵が2011年8月 6日 08:17に書いた記事です。

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