以前【送発電の分離と電力自由化がもたらす功罪を「過去の事例」や多方面との「因果関係」から検証】で紹介したいくつかの「絡め」の総合版のようなもの。少々長いけど、各方面からそれぞれのエネルギーの長短所、関連性、考えねばならないことがまとめられている。読んでおくと損は無いし、むしろ「こんなの言ってなかったじゃん」ってのがぼろぼろ出てくる。
まぁ、どんなものでもそうなんだけど、ある物事を推奨する時って、出来るだけネガティブな情報は隠す傾向にあるのよね。当方も昔、プレゼン資料を創る時にプラマイ材料を素直に書いたらこっぴどく怒られた経験がある。
ただそれって、やっていい時とやっちゃいけない時ってのがある。例えば「このプリン、大安売り。普通なら1つで100円のところ、3つで100円」といわれたら皆が飛びつくけど、そこで「消費期限を一週間過ぎてますよ」という情報を隠すのは行けないことだよね。
昨今のエネルギー問題、特に新エネルギー・自然エネルギー周りでは、特にその傾向が強い。「大躍進政策とか、金正日の主体農法」という表現がコメントにあるけど、まさにそんな感じ。あるいは怪しげな新興宗教。まぁまい進している企業のトップが、現在そんな感じだから......。
繰り返しになるけど、当方は昔からこーいうエネルギー周り、インフラ関係のが好きだったので、昨今の状況は正直悲しい。将来有望なものたちが、山師らの商売道具としてもてはやされてしまっている。このままじゃまず間違いなく、遠からずのうちに反発が出て、太陽光などが迫害されかねない。悔しいなあ、ホント。
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