【千葉製油所火災爆発事故の概要・事故原因及び再発防止策等について】
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東日本大震災で発生したコスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)の火災の出火原因について、同社の事故調査委員会(委員長・近藤直正顧問)は2日、揺れによる支柱の破断でタンクが倒壊し、配管から漏れた液化石油ガス(LPG)に引火したとの調査結果を明らかにした。 同社の説明によると、倒壊したタンクには当時、定期検査に備えてLPGではなく水が満たされており、通常よりも過大な荷重が掛かっていた。地震の揺れで、支柱と補強のための筋交いが全て破断してタンクが倒壊。近接の配管からLPGが漏れ出して拡散し、何らかの着火源から引火、火災が起きたとしている。
【千葉県市原市のコスモ石油で爆発炎上】などで紹介した、東日本大地震に伴い発生した、千葉のコスモ石油での爆発事故。色々噂にも登ったし、妙なデマも流れたけど、事故概要や原因、そして再発防止策にいたるまで精査すると共に、体制の強化によるさらなるリスク軽減まで打ち出している。物事の失敗、事故、トラブルの処理ってのは、本来こうあるべきなんだよね。良い意味での「総括」というのかな。
これが出来ないと、誰も責任をとろうとしないし、責任そのものも発生しなくなるから、誰もかれも好き勝手・我がままし放題なことを始めてしまう。そういうことを繰り返し、「こういうものなのだな」と学んでしまうと、大の大人でも単なるスットコドッコイな人物と化してしまう。
......まぁ実例が今の日本の中枢にいるわけだからして。皆、真似したくもなるわな。企業に倫理・社会観を求めて騒いでいた領域の人達が、実は一番そういうものを持ち合わせて無かったという、ある意味色々な場所で、そして良い意味でも悪い意味でも「化けの皮がはがれている」時代かな、と思う今日この頃。
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