【東北電力、震災被害の現状を決算資料で公開】
[平成24年3月期 第1四半期決算について(東北電力)]
[平成23年度第1四半期決算説明資料(PDF)(東北電力)]
東北電力は29日、平成23年度第1四半期の決算を発表した。これに合わせて説明資料が公開され、これまで断片的だった、東日本大震災による被害の状況が整理した形で公開されている。なお、今回は決算説明会は開催されず、資料のみが公開された。
先ほど本家サイトで掲載した【東北電力、東京電力から追加で50万kWの電力融通...豪雨で水力発電所の被害による供給減が原因】との関連で。昨月29日に公開された東北電力の2011年度1Q短信に付随して配布された、説明資料。震災で発生した被害の大きさと、その復旧のための努力、そしてなお今でも大変な状況にあることがよくわかるものとなっている。
上の画像は資料の一部を縮小したものだけど、赤い丸で描かれた数字の部分は、現時点で停止中の発電所。「B」の共同火力(卸電気事業者の発電所)もあわせ、太平洋岸の発電所がほほ壊滅状態なのが分かる(稼働中なのは1の八戸火力発電所くらい)。それと共に太平洋側の発電所では、緑の枠で囲っている部分にもあるように、半ば無茶ぶりという感じで緊急増設が行われているのも確認できる。
電力周りで色々語る人もいるけど、まずは現状をしっかりと認識してほしいナ。
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