[コメ先物、波乱のスタート=原発事故受け、買い殺到-東穀取と関西商取]
【東京穀物商品取引所】
72年ぶりとなるコメ先物取引が8日、東京穀物商品取引所(東京・日本橋)と関西商品取引所(大阪市)で始まった。両取引所とも午前9時に取引開始。東穀取では、買いが殺到していきなり立ち会いが中断される波乱の幕開けとなった。東穀取の渡辺好明社長は「相場の居どころを安定させるには、数日かかるだろう」とみている。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、コメの現物価格は現在、高値圏で推移。東穀取米穀運営委員会の茅野信行委員長は、先物の値段が付かない理由について、「原発事故を受け、市場に出回るコメが少なくなると予想している人が多いため」とし、今年産米の放射性物質検査の結果、需給がタイトになるとの思惑が買いを呼んでいるとの見方を示した。
コメ先物取引は、将来の特定時点(決済期)の価格を予想し売買する。東穀取では「関東コシヒカリ」、関西商取では「北陸コシヒカリ」の1俵(60キロ)当たり価格が対象。
ニュースで流れて、ああそういえばってことでチェックを入れたお話。案の定初日は取引が成立する前にサーキットブレーカーが発動して売買が成立せず。いやぁ、確かに震災周りは事後発生的なハプニングだとは思うけど、状況が状況なんだし、あと半年くらいは開場を遅らせてもよかったんじゃないかなぁ、というのが本音。ただでさえ先物って荒れやすいんだけど、これじゃ乱高下しまくりじゃん。
将来はこれと連動する形でのETFも出来るかもしれないなぁ、という妄想を頭に浮かべつつ、いつ初値がつくのか気をもんでいたりする午後のひととき。
一応「サーキットブレーカー発動中」のスクリーンショットは取っておこうっと。
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