北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」が、終戦の日を前に短文投稿サイト「ツイッター」で「日本の侵略戦争が全てのはじまり」などとする書き込みを行い、同町に苦情が相次いでいることが16日、分かった。同町は書き込みを委託していた業者に注意したといい、「今後の対応については検討していきたい」としている。
同町によると、書き込みを行ったのは同町出身の会社役員の男性。男性側からまんべくんのツイッターを始めたいと申し出があり、昨年10月から無償で行っているという。
男性は14日、ツイッターに「明日は終戦記念日だからまんべくん戦争の勉強するねッ!」と書き込み、その後、「戦争のドキュメンタリー番組を見たッ!当時の日本は北朝鮮状態な件」「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」「日本の犠牲者310万人。日本がアジア諸国民に与えた被害者数2000万人」などと書き込んだ。
......ということで、先日の【「47NEWS」編集部公式キャラクタ「てくにゃん」、アカウント削除。運営側は「契約スタッフが個人的見解を書き込んだ」と説明】あたりとほぼ同じ展開で推移することになってしまったわけで。
一つ目の記事のコメント文でもいくつか指摘されているんだけど、どうも以前から度を過ぎた「悪ふざけ」があったようで、常に綱渡り状態みたいな感じだったようだ。精査し直してみると、これほとんどアウトじゃないのかな、というのも。
毒舌は毒舌で味があるし、悪乗り・悪ふざけもキャラクタを特徴づけさせるにはポジティブなものとなる。ただし社会的・倫理的に「これはやってはいけない」ということ、「ここから先に足を踏み入れてはダメだよ」という境界線は存在し、それを超したら単なる悪業でしかない。実は「悪乗り」とか「ゆるきゃら」を演じるのは、そこを知った上でやらなきゃならないから、もの凄く難しい。単に自分のセンスだけでノリノリでやるから、こういうことになる......ということではないかな。
そういう観点では、NHKの広報部門とかは、本当によくやってるし、鍛えられているよな、と改めて認識させられる次第。
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