取り組みの3つ目として、各火力発電所構内にガスタービンやディーゼル発電機等の電源を緊急的に設置して、供給力の確保を図ることとしました。
今夏の追加供給力として、設置スペース、燃料供給、送電容量などの条件が整う発電所に、日本はもとより世界各国から集めた緊急設置電源を新設いたしました。
↑ 袖ケ浦火力発電所(ガスエンジン102台)
↑ 常陸那珂火力発電所(ガスタービン2台,ディーゼルエンジン183台)
【超人的な回復・復興力、火力発電所復旧の数々】でも触れた、東電や東北電の東日本大地震からの驚異的な回復状況。東電ページをよく見直してみたところ、取り組みの最後にある「新たな電源設備の緊急設置」がエラい状況になってるってのが分かって、あらためてびっくり。
先日稼働を開始した、タイEGAT社からのガスタービン発電機は単体でそれなりの供給力を持っているけど、その他の多くは言葉通り「緊急設備」ってことで、1000kW単位の発電力を持つ電源をダース単位で集約させている。
もちろんこれらは貸与品だったり、緊急事態への対応ってことでの臨時のものなんで、恒久的な配置は想定していない。夏は乗り切っても、冬、そして来年には何とかしてこういうものが無くても、使用制限令を出さなくて済むような状態にもっていかなきゃならない。一方で、インフラ提供のためにどこまで、どれだけ努力まい進しているかを、改めて認識しておく必要があるなぁ、と。
......と書くと、大抵「当たり前のことをやってるだけ。金も払ってる。何で感謝しなきゃならないんだ」というツッコミがあるんだよね(何度となく経験あり)。「当たり前」の認識・基準は人それぞれだからさておくにしても、「他人にしてもらっていること」へ感謝の気持ちを持たないってのは、どうなんだろう、人として。それに、その「当たり前のこと」すら出来てないっての、多いんじゃないの、最近?
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