火力発電所とて人間が創ったシロモノなのだから、どんなに丁寧に運転させていても、必ずトラブルは起こす。ましてやそのトラブルをできるだけ少なくするよう、安定した運営ができるようなインターバル・メンテナンス・稼働と休止のペースを崩されたのでは、リスクも高まるのは当然の話。
上のグラフは【中部電力の各種データをグラフ化してみる】で試算した「中部電力の主要種別発電設備利用率(月次)」で、まぁ稼働率みたいなもんだけど、これを創ったあとにそのものズバリの値が資源エネルギー庁から公開されていることを知って腰砕け。現時点では5月分までのデータが公開されている。
電力供給不足が本格化してくるのは6月末あたりからだから、早ければ6月、遅くとも7月分のデータで、火力発電所の稼働率がこれまでと比べて上がっているっていう確証が取れる。故障の増加との完全な因果関係にはないけど、少なくとも相関関係は確認できるし、因果関係も容易に推測できる値となるかなぁ、と考えている。
それと引用文の後ろのほう、火力発電所はいつもは夜などは休ませる云々ってのは、エネルギー関係の話(【電源のベストミックス】)をちょいとでも調べれば分かることだけど、新聞などで語られたのはあまりみたことがないな、ということでも要注目。
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