8月26日、バンダイの公式オンラインショッピングサイト「プレミアムバンダイ」内に、あらたに「キャラ食ネット」がオープンした。キャラ食ネットは、バンダイによればキャラクターと食品の融合したこだわりの商品を提供するサイトだという。少し難しい説明だが、実際にサイトを訪れるとその狙いは一目瞭然だ。
現在、並んでいるのは4商品、アニメ『ONE PIECE』に出て来るサウザンド・サニー号を模したロールケーキとデザート盛り合わせ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する使徒をモチーフにしたロールケーキ、さらに『仮面ライダーオーズ』のキャラクター鴻上会長が作ったとする仮面ライダー40th Anniversary ハッピーバースデーケーキなどである。キャラクターや作品の世界観が食品のなかで再現されている。
バンダイが開発するこうした食品は人気が高く、2010年に発売した「エヴァンゲリオン ネルフ本部型ケーキ」は、受注開始から3日で5000台を完売したほどだ。商品の人気は、世界観の追求と材料の選定からこだわったとい質感である。大人も満足出来るケーキとなった。
バンダイはこうしたキャラクターと食品の魅力を持つ大人向けの商品を「キャラ食」シリーズとしてブランド化、個別のネットショップとしてプロモーションする。専門店として品質を追求、ニーズを拡大する。
ゲームやアニメ、漫画といったハードルの低いエンタメ系の世界観とマッチした食品。最近地味に増えている。多くは「~が好きな」「~が食べてる」って感じでパッケージにちらほら載っていたり、シールがついているだけの安易なものだけど、先日紹介した【「狩り~ソーセージ ドーナツ」(ヤマザキ)試食】で紹介した『モンスターハンター』とのタイアップ惣菜パンとか、【今年は使徒ケーキでクリスマス補完計画・ローソンで「エヴァンゲリオンケーキ」28日から予約受け付け】の使徒ケーキのように、本格的なものも少なくない。世界観を共有できるので、食品にプラスαの魅力をつけられるんだね。「~の名店シェフが指導した」っていうブランドと似たようなものかな。
で、そういうキャラクタの世界観と食品をマッチさせた「キャラ食」っていう概念で創られた食品達を取り扱ったコーナーが、バンダイのオンラインショップに登場。まぁ、一つ100円とか200円のを取り扱っても送料の問題があるから、実際には千円単位のものになるんだけど。食品周りの話をメインに据えてる人気漫画も結構あるので、これからもネタはどんどん提供されるし、意外に良いツボをついてる感はあるのではないかな。
蛇足だけど。こういうのは事前公知のリリースがほしいなぁ、と。
コメントする