当社においては、平成23年7月に発生した新潟・福島豪雨の影響により被害を受けた水力発電所の運転再開に向けた復旧作業を行っております。こうした中、本日、鹿瀬発電所(新潟県、認可出力49,500kW)の運転を再開いたしました。
これにより、現在、停止している当社水力発電所は24ヵ所、供給力としての影響は95万kW程度となります。
※鹿瀬(かのせ)発電所(認可出力:49,500kW 新潟県東蒲原郡阿賀町)
・9月8日までに放水路他の土砂排除および水車の内部点検作業を完了したことから、本日、13時30分に1号機の運転を再開しました。なお、2~6号機についても、順次、運転を再開する予定です。
※水力発電所の停止状況
・下記表に記載の出力は「認可出力」であり、実際の出力は出水の状況により変動いたします。水害前に織込んでいた供給力は100万kW程度です。
7月に東北地方を襲った豪雨で東北電力管轄の水力発電所が壊滅的な被害を受けた件。9月も中旬に入ろうかという現在においても、これだけの発電所がまだ修復待ちの・作業中の状態にある。自然の力の大きさと、どのような発電所でもイレギュラーはありうること、そしてリスク分散の大切さをあらためて思い知らされる事例といえるね。
中には「何でもっと早く修復できないのか」という人もいるけど、マンパワーには限界があるし、技術的・安全面での点検をいい加減にするわけにもいかないからね。
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