BGMという演出と表現したいものと

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恐らくは「水戸黄門」の城内での乱戦シーン。シーンそのものは30秒ほどでしかないのだけど、そのシーンを実に多種多様なBGMと共に流し、どのように見えるのか、印象を与えるのかを検証した、実証実験的な動画。映像部分はまったく変わりがないのだけど、BGMによって実に多種多様な情景、物語の背景、リアリティが変わって見えてしまう。そこまでBGMというのは大切だったのかと、改めて認識させられる。

これは時代劇の乱闘シーンだったからいいけど、例えば仮に、ある人物のインタビューや再現フィルム、あるいは現場での状況説明映像などで、この「BGMによって印象がガラリと変わる」を悪用されたら......と考えると、ちょっと怖いよね。なぜかっていうと、制作側の意図次第で、同じ映像・セリフでも、まったく別の印象を与え得るってことなんだから。

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このページは、不破雷蔵が2011年9月14日 07:59に書いた記事です。

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